久方振りに骨の折れるミッションだったと思い返しながらしながらマンションのソファで横になったのも束の間で、気が付くとセフィロスの身体には毛布がかけられていた。どうやら眠ってしまっていたらしい。
視界のはずれ、下の方にツンツンとした黄色いものが見えた。
クラウドだった。
カーペットの上に座り込んで、セフィロスの太腿に両手を添えてすやすやと寝息を立てている。
軽く目を擦りながら上体を起こすと、誘われるようにチョコボ頭が揺れた。
起こしてしまったらしい。まだ眠たげな顔をしている。
「………おかえり」
クラウドはにこっと笑うとすぐにまた腿の上に顔を埋めた。片頬をぴたっと添えてすりすりしている。
それを見たセフィロスは暫く眉間を押さえたまま黙り込んだ。
俺のハニー超可愛い。