ザックスの熱が引かない。
早く治ってもらわなければ色々出来ない。
病人とあれこれするのは流石に気が引ける。
しかしセフィロスの正宗は今にもフルバーストしそうだった。
英雄ピーーーーーンチ。
「早く治ってくれ、ザックス。頓服だ。さあ、飲め。飲むんだ。」
「薬は嫌いなんだ!自然治癒でいい!!」
「そんな悠長なことは言っていられない。」
「それはあんたの都合でしょう!」
「わがままだな、そうか、口移しで飲みたいのか。」
「一言も言ってませんけど?」
「そうならそうと早く言えばいいのに。薬は飲める、そのまま運動も出来て熱も下がって一石二鳥だ。」
「それも言ってませんけど!?」
「飲まないとお前の小さい頃から憧れていた英雄が目の前で裸体を晒し踊ることになるぞ。」
「はああ!!?」
「破廉恥だぞ?」
「いやわけわかんねえよ!!っていうかちょっと嬉しそうな顔してんなよ!!」
「………。」
「こらこらこら脱ぐな脱ぐな脱ぐな!!!誰だよ俺の看護にこんな変態つけたのは!!!」