「ちっきしょ…っ!」 「ふふ、甘いな。」 「………あーあ、今日は旦那の背中に抱きつけると思ったのに。」 「そうしたいのならば、気配を絶てるよう鍛錬をすることだ。」 「ちぇ〜。」 「そう拗ねるな。」 「…ま、いいかぁ。」 「うん?」 「…こうやって、正面からアンタの心臓の音聞くのも悪くないかな、ってことだよ。」 「……ザックス…」 「……セフィロス…」 どうして俺はこんな夢を…、とクラウドはシーツの上で頭を抱えた。 ちょっとドキドキしている心臓を搾ってしまいたい。
011 捕まえようとして捕まった