憧れのサー・セフィロスから贈り物が届いた。ダンボールいっぱいの靴下(しかもくるぶしからニーハイまで各種)。
数日前にザックスが気を利かせてくれて生まれて初めて憧れの英雄セフィロスに会えたのだけれど緊張して一言も喋れなかった。そんな俺を見かねた親友が酒を進めくれたまではよかったが、悲しいことに酔っ払ってその時のことを全く覚えていなかった。
だからもしかしてそのとき何かあったのかしらと尋ねてみたところ、ザックスは俺の痴態を包み隠さずゲロってくれた。
「そりゃアンタが英雄なのは間違いないし俺だって憧れてますけど、それにしたってソルジャーの給料はおかしいです。おかしい。なんでそんなにもらえるんですか。ソルジャーだろうが一般兵だろうが神羅のために命を賭して戦うのに違いはないのにこの給料の差は間違ってるんです。俺なんて、俺なんて3足100ギルの靴下買うのだって苦しくって今だってずっと憧れてた大好きなアンタに会うっていうのに俺の靴下は穴だらけなんだ…穴だらけなんだあああぁぁぁぁ!!!!!」
気にしないように。とサー直筆の手紙が靴下に添えられていた。軽く死にたい。